文部科学省 データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト 極限環境対応構造材料研究拠点(RISME)ー データ科学により構造材料の未来を切り拓く ー

概要 About RISME

 近年、マテリアル研究開発の効率化・高速化・高度化が求められる中、文部科学省においてデータサイエンス的手法を戦略的に活用することで革新的なマテリアル創出を目指す「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト事業」が提案され、今年度フィージビリティスタディ課題の募集が行われました。

 2030年に向けたエネルギーミックス、2050年に向けた脱炭素化目標の達成、自然環境の変化や災害に対してレジリエントで安心・安全な社会の構築など、我が国が抱える社会的諸問題の解決においては、社会インフラの高度化や長寿命化を担う革新的構造用材料の開発が必須です。そこで、東北大学を代表機関として、上記フィージビリティスタディ課題に今年度提案した「極限環境対応構造材料研究拠点」プロジェクトが採択されました。

 本拠点では、構造材料研究に関するオールジャパン体制で、超耐熱性、耐水素環境、耐疲労性、耐摩耗性など、多様な極限環境下で長期使用に耐え得る機能(「極限機能」)を備えた構造材料およびその利用技術のデータ駆動型開発を行い、既存インフラシステムの長寿命化や新規インフラシステムの高効率化に向けたデータ活用型マテリアル工学の構築を目指します。本格拠点化に向けて、産・学・官の幅広いコミュニティよりご意見等をいただき、拠点活動の提案内容に反映していきたいと考えております。皆様のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
実環境技術課題の解決 図